治療家にとっての新しい視野

　ブロンバッハとイームズの発見は、視野狭窄が「盲点」の腫張と関連性が高いという今では周知のこととなった事実と密接に結びついている。今日、この二つの状況は、眼や脳あるいはどちらか一方の病状、頭に受けた傷、高熱、毒性、そしてその結果起こる整理学的な乱れとたいてい結びついている。ここで大切なのは、ブロンバッハやイームズが、こうした眼の状態はもともと機能的なものであり、病気とは関連がないと考えている点である。イームズが発見したことは、おそらく生理学的に起きた一般的な狭窄が視覚に現れたものであろう。勉強のストレスがこうした子供たちの視野狭窄の原因かどうかは言いがたい。私の診療上の経験によると、ストレスを受けた場合、たいていの人は生理学的にも、感情的にも、知覚的にも、機能的にも抑圧される。バージニア・Ｉ・シップマンは、東部心理学会に奇稿した論文の中で次のように述べている。ストレスがかかると人々の知覚に関わる領域が圧迫されるので、その結果「見たり、覚えたり、学んだりすることが減少し、たいてい効率も低下する」。

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