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医療と絵画

色彩と医療

 人の体からはエネルギーが放されている。心の持ち方を変えれば体内のエネルギーの流れを実際に増減したり、調節したり、あるいはどちらか一方ができることが証明されている。1920年代に発展したシントニクスは可視光スペクトルのさまざまな領域を治療に用いて、眼を通じて体の状態を整える手法である。

視力回復

 トルコ石(青緑色)は消炎剤の役割を果たす。特定の青緑色の光を一日20分間見させた。四日後に測定すると、視力は回復していた。

光(色)と感情

 光(色)は人間の生理学的、感情的な機能を調節して私たちの意識の発達に深い影響を与える。

光(色)治療

 光(色)は、さまざまな癌,臨床的うつ病、ストレス、視覚障害、月経前症候群(PMS)、性的機能障害,時差ぼけ等の治療に利用されている。

人体は光電池

 日光はさまざまなエネルギーからできており、そのエネルギーは電磁波となって地球に伝わってる。実際は、こうちのほんのわずかが地球に届き、眼に知覚されるのは電磁波スペクトル全体の1パーセントにすぎないと考えられている。電磁波スペクトルの可視領域は、紫(最短波長)から赤(最長波長)までの虹の全色を含み人間の機能と進化にとってとても重要な鍵となっている。人間の生命、健康、幸福は、とりもなおさず太陽に依存している。

新しい一日の始まりと休息(活動と休息)

 昼を表す色は、太陽(黄)、空(青)、地球の(緑)である。自然色彩スペクトルの一端(昼の赤橙色)から他の端(夜のダークブルー)へと次第に変わっていくにつれて、人体も機能モード(労働)から別のモード(休息)へと切り替わる。

日光と人間の関係

 人間の場合、日光にあたると、生理学的にも心理学的にも機能の多くがかなりの影響を受ける。中でも生殖力と気分への影響が極めて大きい。日光にあたる時間が少ないと(いら立ち,疲労,病気,不眠症,うつ病,アルコール依存,自殺)との直接相関が認められている。日光浴は健康を回復したり、体重をふやそうとする人には欠くことができない。冬、春,秋には、患者はまんべんなく日光を浴びるべきだ。しかし夏の日光は強すぎるので、虚弱な患者の治療には不向きである。色とは光の具現である。近年ではビタミンCの発見でノーベル賞を受賞したアルバート・セント・ジェルジが光と色が人体に大きな影響を与えることを認めている。彼はその研究により、「体内に摂取されるエネルギーはすべて太陽から与えられる」と、結論つけた。アルバート博士は、こうしたエネルギーの処理に関わる酵素とホルモンの多くには色がついており、光に敏感であることも発見した。実際、酵素やホルモンは、特定の色の光によって刺激を受けると、しばしば分子レベルの変化を起こして元の色が変わってしまうのである。光に誘発されるこうした変化は、酵素やホルモンの力に多大な影響を与え、体内にダイナミックな反応を引き起こす。さらに、見かけの色からは、その物質の分子構造がはっきりとわかる人体が光を浴びることによって、まさに体内の活力源となる燃料を取り込んでいく際の基本的な生物学的な機能を変えることができると、博士は述べている。

 1979年にマルティネクとべレジンは同じような結論を得ている。二人は、ある酵素系が体内の生物学的な活動を効果的に統制するのに、光と色が大いに関わっていることを発見した。特に、(a)光の色によっては体内酵素の働きを500パーセントも向上させるものがあること、(b)酵素の反応速度を増したり、活性化あるいは不活性化させたり、細胞膜を通る物質の移動に関与したりできる色があることを発見したのである。この研究の成果により、体内の生物学的な機能の調整役として、光が重要な位置を占めていることが明らかになったといえよう。

 人間は、直接的には日光から刺激を受けて育ち、間接的には日光のエネルギーで活性化された食物、飲み物、空気を摂取して育つ。日光のエネルギーは生理学的な活動や気分に影響を与えるだけにとどまらず、身体の鍛錬と同じような効果を持っており、その結果身体を健康にするということが最近明らかにされた。ゼイン・カイム博士は、著書「日光」(sunlight)で次のように述べている。日光浴を続けると、活動していない時の心拍数、血圧、呼吸速度、血糖値、また運動後の乳酸は<下がり>、精力、筋力、忍耐力、耐ストレス性、血液の酸素吸入量、運搬力は<上がる>、と。

 要約すると、これらの発見は、他の薯名な科学者や医者による発見とともに、人体はまさしく生きている光電池であり、人間の栄養素である日光からエネルギーの供給を受けていることを示している。日光はあらゆる生体に絶大な影響力を持ち、人間がその日光を眼によって知覚していることを考えると、眼の機能がただ「見る」だけにとどまらないことは明らかである。

眼は心の窓

 体内への主要な光の入口である眼と光の関係や光が私たちの意識の発達に影響を与え、全体的な機能の調整が起こることは古代から注目されている。かの偉大なヒポクラテスを始めとするヒーラーのほとんどは、眼を体の窓口として使って、必要な洞察を得たり、患者の健康回復の一筋としたりしていた。

 聖書にも「あなたの体のともしびは目である。目が澄んでいればあなたの全身は明るいが、濁っていれば体も暗い」と述べられている。

眼と健康

 眼とは<実際上、脳の延長>であり、人間の知覚系統の中でも最も複雑に入り組んでいる。例をあげると、スペースシャトル・コロンビアが520万個の部品からできているのに比べて、一つの眼は1億3700万個の光の受容体を持ち、全体では<10億個以上>の部品からなる。眼と脳は体重の2パーセントにしかすぎないが、体内に摂収した栄養の25パーセントを必要とする。眼だけで心臓の約3分の1の酸素と、手足の動きに必要な関節包の10から20倍のビタミンCと、体内の器官のうちでは最大量の亜鉛(知能の働きに必要な化学物質)を消費する。人体の感覚受容体の70パーセントを含んでいる眼からは、人間が一生かかって得る情報の約90パーセントが入ってくる。

 近代科学では、眼を精神に通じる門と見なし始めている。中には眼の色と行動と密接な関連を指摘する研究者もいる。彼らは、眼の色の変化に伴い、脳の異なった領域が刺激を受けて人格や行動に影響を及ぼすと考えている。これが事実ならば、異なった領域が影響を受けるのではないだろうか

光・体によい栄養素

 すでに述べたように、片目には1億3700万個の光受容体がある。そのうち約1億3000万個は<かん状体>、700万個は<円錘体>と呼ばれている。円錘体は、主に日中に機能し、照度が高い時の視力や色の識別に関係する。かん状体は、主に夕方に機能し、照度が低くて色がはっきりしない時の視力や眼の動きに関係することがほとんどである。これらの受容体は、光を電気的刺激に変えて、時速約375キロメートルで脳に伝達する。電気的刺激は,脳全体を取り巻くいくつかの経路をたどる。視覚皮質へ行ってイメージをつくりあげたり、脳の視床下部に行って活力機能に影響を与えたりと、さまざまである。

 ギリシア人は、光には治療に効く特性があると信じていたばかりか、眼からの治療が一番有効であるとかんがえていた。私たちが健康、体のバランス、生理学的な調節という場合、それらは体の健康保持の役割を果たす神系や内分泌系のことを指している。これらの調節中枢が、まさしく光によって直接刺激され調節されているという事実は、最近まで現代科学が快く容認できるようなものではなかったのである。

バランスを保つ系

 中枢神経系は、骨格の動き、平滑筋の収縮、腺分泌といった迅速に変化する活動を調節する。体内機能を司る中枢神経系の役割は自律神経系(ANS)と呼ばれ、平滑筋組織のすべてと心臓および腺を刺激する。自律神経系は体のバランスを維持したり、すばやく回復させようとして体内の働きを調節している。二つの主要な下部組織、「交感」神経系と「副交感」神経系がこれを担う。交感神経系は活動中の体を支え、副交感神経系は体を立て直したり、回復するのを援助する。副交感神経系は系のエンジン役で、交感神経系はアクセルやブレーキ役を果たすといってもよいだろう。一般に体内の器官のほとんどがこの両者の影響を受けている。交感神経がある器官を刺激しようとシグナルを出せば,副交感神経が抑制にまわり、その逆も同じである。こうして両神経系は私たちの体のあらゆる統制系の中で、「チェック・アンド・バランス」を司る全体的な系として働く。器官の中には交感・副交感神経系の双方から継続して刺激を受けているものもあり、相反する二つのうち優位な方が実際の働きを決めている。例えば、心臓に交感刺(激激しい運動,恐ろしい経験等)を与え続けると心臓の博動が速くなるし、副交感刺激(冥想、休息等)を与えると博動が速くなる。実際の博動はどちらの影響が支配的かによって決まる。過度の興奮や活動が続く間は、交感神経系が副交感神経系に優先する。一方、平静、満足、くつろぎの状態にいる間や、ストレスが取り除かれたときに正常な状態に戻そうと全体的な働きをしている場合には副交感神経が優先する。体のバランス状態は、絶えず自律神経系に統制されているが、自律神経系は脳のきわめて重要な部分である<視床下部>の命令を実行しているにすぎない。視床下部は、眼から光エネルギーを受け入れて生命維持機能の大半を調節・統制し、ストレスに対して反作用や適応を始めたり、指示したりする。つまり、あたかも経営の最高責任者のように脳(役員会)からの命令を体の各部(スタッフ)へ伝えて実行されるように取りはからうのだ。

 視床下部は、二つの大きな領域からなっている。一方は交感神経を刺激してホルモンのぶんぴつを促し、他方は副交感神経を制御してホルモンの分泌を抑制する。健康に関する情報の収集センターとして、視床下部は感覚器官が拾い上げる外部の情報と、精神や自律神経系からの内部のシグナルをすべて受け取る。その機能はさながら、大都市の中央駅が都市や住民の要請に基づいてさまざまな商品を積んで入ってくる列車を迎え入れたり、送り出したりするようなものである。その制御の機能は主として、自律神経系、エネルギーバランス、体液のバランス、体温調節、活動と睡眠、循環と呼吸、成長と成熟、生殖、情緒のバランスからなる。このように視床下部は、脳で最も重要なユニットであり、体内のバランス維持の司令塔になっている。視床下部が受け取った情報は、脳下垂体の分泌の制御にも使われるので、体のもう一つの主要な統制系である内分泌系にも大きな影響をあたえる。一般にな内分泌系は、生命維持に必要な物理的および化学的な過程(新陳代謝)のみならず細胞内の化学反応の速度変化も統制する。その際、ホルモンと呼ばれる科学伝達子が直接血液中に分泌されてこの任を果たす。ひとたび血液中に入ると、科学伝達子は体の各部をまわり、伝達内容を解読できる特定の細胞に影響を与える。内分泌系を構成する腺は、脳下垂体、松果腺、甲状腺、副甲状腺、胸腺、副腎、膵臓、生殖腺、からでできている。主要な腺である脳下垂体が「主腺」と呼ばれるのは、体内のホルモン分泌のほとんどを制御して、体の要求に応じて分泌量を見積もると同時に、再調整を繰り返すからである。脳下垂体は二つの異なった部分に分けられる。(脳下垂体前葉)は、甲状腺、副腎皮質、睾丸、卵巣、乳房、また長骨や筋肉、内部器官の成長に関わり、(脳下垂体後葉)は、乳腺や腎臓に影響を与える。脳下垂体は内分泌系の機能の要となる役割を果たすものの、体の特定の状況に合わせて、自力で適正なホルモンを選んだり、必要量を決めたりすることはできない。脳下垂体のほとんどすべての分泌に関する高度な決定は視床下部で行われ、構造上直接つながっている脳下垂体に都合よく送られる。光視床下部、自律神経系、内分泌系の間に構造的なつながりがしっかりと確立されているので、こうしたつながりの目的を理解することが肝要となってくる。シェイクスピアは「眼を心の窓」といった。大切なのは、その窓が私たちをどこに導いてくれるかを見極めることである。

 

ジェイコブ・リバーマン 稲村大輔訳
「光の医学−光と色がもたらす癒しのメカニズム」

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によって症状の改善が期待できる疾患

■ 紫色によって症状の改善が期待できる疾患

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■ 青色によって症状の改善が期待できる疾患

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■ 緑色によって症状の改善が期待できる疾患

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■ 黄色によって症状の改善が期待できる疾患

 低血圧、関節炎、便秘、糖尿病、食中毒、肝炎、肝臓病、筋萎縮症、多発性硬化症、リュウマチ、湿疹精神分裂症、凝り、消化器系の疾患、極度の疲労、鼓腸、半身不随、食化不良、腎臓病、麻痺、対麻痺(両下肢の麻痺)

 

■ オレンジ色によって症状の改善が期待できる疾患

 血圧の上昇、脈拍の上昇、呼吸の上昇、低血圧、関節炎、膀胱疾患、食欲不振、広場恐怖症、アルコール依存症、かぜ、うつ病、憩室炎、消化不良、肉体的疲労、凍傷、胆石、痛風、腎臓病、肝臓病、レイノー病、呼吸疾患、リュウマチ、凝り、腫瘍、甲状腺分泌過多、腹部の潰瘍、泌尿器疾患、気管支炎、感冒、てんかん、甲状腺不全症、生理障害、精神的疲労、子宮脱、呼吸器の病気

 

■ 赤色によって症状の改善が期待できる疾患

 低血圧、貧血、広場恐怖症、かぜ、便秘、凍傷、白血病、しびれ、麻痺、レイノー病、喘息、血液疾患、気管支炎、内分泌系の機能不全、だるさ、肉体的な衰弱、肺炎、結核

 

■ マゼンダ色によって症状の改善が期待できる疾患

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