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ビタールの観察

 教育全般では、まだウォルファースらがともした「光を見る」ことはできないが、光と色が与える大きな効果は数多くの教師によって長い間直感的に理解されている。有名な教育家そして講演者であり、「ユニコーンは実在するー右脳指向の学習」や「自由飛行ー右脳賛美」等の著者であるバーバラ・マイスター・ビタールは1970年以来仕事の中で色を扱ってきた。自分の眼で見たことやかつて一緒に働いた他の教師による観察を思い出して、彼女は次のような手紙を私にくれた。

1、子供が勉強するときに適切な色のついたフェルト片をいくつか見える所に置いておくと、子供は活動亢進がおさまり、注意力が持続し、課題をこなすスピードと正確性が向上する。

2、子供が服の色を替えると、行動に変化が見られることがよくある。

3、マーカーペンの色を替えたり、紙の色を替えたりして書くと、子供でも大人でもすらすら読めたり、発音の誤りが少なくなったり、よく理解できるようになることがある。気に入った色でメモをとると長い間覚えていられる。

4、大人も子供も青い色の光のもとでは、じょうずに読んだり、よく勉強できたりする。

5、大人も子供もでも、文学や語句が逆になったり語順が変わって見えるとか、しばしば行を飛ばして読んでしまうとか、語句がぺ−ジの上に浮いているように見えて困るとかいう場合には、特定の色の透明フィルムを読むものの上に置くととても硬貨がある。これだけで読む力がきわめて向上することも多い。

6、読めない人は、好みの色を思い浮かべるようにいわれると、これまで教えられてきた指導のレベルで読み始めることがよくある。

7、色の価値は人それぞれである。たいていの場合、最も効果のある色は、その人の好みの色か、その補色{訳註・色環上で任意の色と点対称の位置にある対となった色}である。

 

 

 

 

 

 紫色の絵画

 

 藍色の絵画

 

 青色の絵画

 

 緑色の絵画

 

 黄色の絵画

 

 オレンジ色の絵画

 

 赤色の絵画

 

 


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