光を利用して食物や水を蘇らせる

　フルスペクトルが体にそのような良い影響を与えるならば、水とか食物といった生活に欠くことのできない要素への影響はどうなのだろうか？ニーューメキシコ州アルバカーキ在住のオーリ・パチェチは長年この問題に取り組んでいる。彼の手によるキパライトは、フルスペクトル光源に手を加えたとても興味深い製品で、食物や水を再活性化するために使われる。彼は次のように言っている。キパライトを上からあてると、水は人体の細胞膜周辺の水と同じ構造に変わる。がん細胞や他の不完全な細胞の中の水はこうした構造になっていない。こうした構造変化が進めば、水の中に含まれるミネラル成分によってその水のPHの調整ができるだけでなく、沸騰および凝固特性も変化するし、水の味やその水を使って料理した食物の味もかなり変わるので、彼は、どんな食物もキパライトをあててから食べた方がいいとすすめている。こうして光が｛活性化シタリ、バランスをとったりする｝大きな効果を食物に与え、ひいてはその食物を食べる人々に効果が伝わるということを彼は発見した。いつもあたっている光のスペクトルの特定の成分が欠けていたり、アンバランスであることが原因で、私たちの体の機能が生理的、感情的、知的に衰えるならば、光のこうした成分は、あらゆる生体が生物学的な機能を適切に働かせる上で不可欠な役割を果たしているに違いない。光が私たちの生活で果たす役割を発見したり、理解したりしていくにつれて、光を治療と予防の両方に利用できるという確証が深まってくるだろう。がんやうつ病から時差ボケ、寿命の延びにいたるまで、健康状態の改善は日常茶飯事になるだろう。歴史の中には、光が健康に効く特性を持っていることの実例や科学的な根拠が豊富にある。植物で実証された効果に始まり、人間だけが持つ最も高度な神経系を刺激したりコントロールしたりする効果にいたるまで、光は生命の基本元素として主役の地位にいる。私たちは今、「新しい医療」の時代に入りつつある

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