フルスペクトル照明

　1980年に、フリッツ・ホルヴィヒ博士は、クールホワイト照明（フルスペクトルでない）と日光のよく似た人工照明（フルスペクトル）をあてて、その効果を比較検討した。内分泌系に現れる変化によって効果を評価したところ、クールホワイト灯にあたっていた人たちのACTH（副腎皮質刺激ホルモン）とコルチゾール（ストレスホルモン）がストレスのレベルに達していることを発見した。

　つい最近、職場をフルスペクトル照明に替えると、標準的なクールホワイト蛍光照明よりも神経系に与えるストレスがずっと少なく、病欠者の数が減ることがわかった。こうした発見は、フルスペクトル照明が日光と同じような方法で免疫系を刺激することを示していると思われる。

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