フルスペクトルの光が人間に与える影響フルスペクトル人工照明の発達、すなわち正しい方向への意味深い歩みがきっかけとなって、オットは、照明が不適切な場合、人間の健康や行動一般に否定的な影響をあたえる可能性があると考えた、さらに研究をすすめた。1973年オットと環境衛生照明研究所はフロリダ州サラソンで、一年生の教室を四つ選んで研究を開始した。X線の放射を遮蔽したフルスペクトル蛍光照明と、比較対照用の標準的なクールホワイトの蛍光照明が、同じ造りの二つの教室に据えつけられた。低速度撮影の隠しカメラが教室の生徒や先生の挙動を無作為に順次記録する。先生はその計画を知らされているものの、いつ撮影されているかは生徒同様わからない。撮影の結果は意義深かった。クールホワイト蛍光照明の教室では、活動亢進、疲労、イライラ、注意力散漫を示す者がいた。しかしながらフルスペクトル照明の教室では、成績全体のみならず、生徒の態度や教室の雰囲気が、新しい照明に替えられてから一ヵ月のうちに著しく改善された。さらに、極端な活動亢進で学業に劣る問題児の中には、驚くほど静かになって、覚えたり、読んだりする時の障害をいくつか克服した子供もいたようだ。さらにこの研究によって、子供たちの虫歯の数が、フルスペクトル照明の教室では標準のクールホワイト蛍光照明の場合に比べて三分の一に減っていることも認められた。(日光にあたる量が多ければ多いほど虫歯の数は少なくなる。)
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紫色の絵画
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光による様々な効果
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